
仮想通貨ビットコインの基幹技術として発明されたブロックチェーン技術が注目され、金融(決済・送金・証券)、土地登記、資産管理、商流、医療、投票などの分野でも期待されています。
我々はお客様の細やかな要求に応じて、EthereumやHyperledger Fabricに基づく技術提案を提供し、更にブロックチェーン環境の構築、DAPPの開発などの技術サポートもできます。
プライベートチェーン OR コンソーシアムチェーンの技術サポート
ブロックチェーンは、「パブリックチェーン」、「プライベートチェーン」、および「コンソーシアムチェーン」と大きく三種類に分けられます。
- パブリックチェーンには一切の中央集権的機関が必要なく、主に仮想通貨の取引で使われています。
- プライベートチェーンはある特定の中央集権的組織が管理し、台帳を記録・管理しているブロックチェーンであります。
- コンソーシアムチェーンは複数の信頼性の高いノードが合意形成を行うものであります。
1.ブロックチェーンの種類と特徴
- | パブリック | プライベート | コンソーシアム |
---|---|---|---|
管理主体 | なし | 単一組織で運営 | 複数組織で運営 |
参加者 | 不特定、悪意ある参加者も | 特定、信頼できる者のみ | 特定、信頼できる者のみ |
マイニング報酬 | 必要 | 任意 | 必要なし |
ブロックチェーン閲覧 | 制限なし | 制限可能 | 制限可能 |
コンセンサス | 高難度な仕組必要 | 組織内コンセンサス | 特定者間コンセンサス |
処理時間 | 長い(10分程度) | 短い(数秒) | 短い(数秒) |
台帳の数 | 一つ | 一つ | 組織ごと |
実装例・基盤 | BitCoin、Etherum | パブリックチェーンをプライベート化した利用 | Hyperledger Fabric、Corda、Quorum |
2.ビジネス上の利用イメージ(保険例)
- ユーザーデータは保険会社の重要な財産であります。保険会社はお客様が保険加入前の共有データを分析することでより適切な保険プランが提供できます。更に保険中のデータでより合理的な賠償が行えます。
- 共有データ(ブロックチェーンで管理するデータ)は、保険会社のパートナー企業でも活用し、お客様に最良なサービスを提供することができます。
- 保険会社は複数の会社と繋がって業務ごとに組織が作られており、これはコンソーシアムチェーンの特徴に合致しております。